今回は、合成皮革のリペアのご相談です。
合成皮革、いわゆる革に似た質感で、同じような使い方をされる事が多くある素材です。

でも、大きな違いが一つ！！！
劣化すること。。。。。




襟元のボタンホールが合成皮革で作られていました。
きっと、買った時は、革のように、かっこよかったんだと思います。
ボタンも、パラシュートボタンで、オシャレですね♪



ボタンで擦れる所の生地が、ハゲてきてますね。。。

合成皮革が劣化する原因は色々あるんだけど、、、弱ってきた所に、生地に負担がかかると剥げてしまいますね。

つまり長年の使用で、ボタンを通す時に、生地が曲がったり、擦れたりすることで、だんだんと弱っていて、剥げてしまったんだと思います。

なので、長く愛用出来るように、布で作り直しました。




帆布生地で縫ったので、分厚くなりすぎるので、ループに変更しました。
これなら、生地もしっかりしてるし、劣化する事もありません。

それに、全体的なデザインバランスを考えると、普通の綿生地だと、弱くてデザインが浮いてしまいます。
革を使用すると、洗う時に、クリーニング店によっては、「革がついてるので。。。」と言われる事も多いので、極力メンテナンスしやすいように変更しました。

色は、カーキの帆布だけど、茶系のボタンとの相性も良くて、仕上がりにとても喜んでもらえました。